JALは1951年にスタートしてから70年以上にわたって日本の航空業界で大きな役割を果たしてきました。「明日の空へ、日本の翼」をモットーに世界各地を結ぶ路線を運航し、去年はのべ約3800万人が利用しました。JALでは全ての人を安全に目的地に届けるために日々整備が行われています。
整備は主に「運航整備」と「機体点検整備」に分けられます。
「運航整備」は着陸から次の離陸までの時間や夜間の駐機時間といった限られた時間の中で行われる整備のことです。航空機から送られてくるデータだけでなく、搭乗している乗務員やお客さま、グランドスタッフから寄せられる違和感や気づきに迅速かつ的確な対応が求められます。
対して「機体点検整備」は自動車の車検のような定期整備のことで、1〜2週間毎日100人ほどの整備士が機体を隅々まで分解・点検します。エンジンや客室内、電装部品などそれぞれの専門分野に分かれて整備を担当しつつ、互いの密な連携が求められます。
乗客や貨物が安全に目的地に到着できるように、飛行機が離陸する前には機体が安全に飛行できるかどうか、必ず整備士によって点検が行われています。また、数回飛行した後には、定期的に整備場での大型のメンテナンスがあります。
今回はこの飛行機の「整備」に注目し、どのようにして機体の安全性が確保されているかを実感していただけるように、いくつかの展示物を日本航空様からお借りしています。乗客を降ろした後の飛行機がどのような過程を経て再び空へ飛び立つのか、この日本航空ブースで感じていただけると幸いです。どうぞ皆様のご来場をお待ちしています。